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中村哲医師

すごく久しぶりに本を読んでいます。
専門書ばかり読んでいた、硬い頭がどこかにいくようです。

アフガニスタンで武装グループの襲撃を受けお亡くなりになった
中村哲(医師)の手記による一冊です。
医師であった方が、どうして水路建設を始めたのか、、、
理由は現地の人のためにとあるんですが、、、
中村哲医師はそこで何を見て感じてきたのか、、、
すごく興味が沸いて唐突に手に取ってみた。

昨日から読み始めて数ページです。


# by para8949 | 2020-05-21 08:30

皮膚の異常

体のシミはどうして、できるんだろうか。
一般的には、紫外線による色素細胞の活性化によって
メラニンが分泌しそれが蓄積される事で、シミが次第に目立ってくるというものでしょうが
、本当にそれだけが原因なのでしょうか。

日光に当たりやすい、肌の露出部分にシミができるのは分かりますが
背中や首元にできるシミは、それでは説明がつきません。

皮下には繊維芽細胞と言うコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸といった分泌物を出すことで
肌の弾性や血液循環に作用するための細胞があります。
繊維芽細胞は通常の活性化状態だと、シミに関与しそうにないのですが、
どうも調べていくと、血液循環障害が起こることで過剰な活性化繊維芽細胞になり
色素細胞に影響する因子を放出して、メラニン産生を促してしまうのではないかと考えているおところです。

つまり、その人の体にとって改善するべきなのは、シミではなく
血液循環と言う事になります。
シミの原因は、他にもあると考えているところです。
ヒトの体が訴える、なぜ?に今後も追及していきたいと思います。



# by para8949 | 2020-05-03 13:23

勉強会

昨日は、ビデオ勉強会でした。
本来なら神戸に集って行うはずでしたが、このご時世。

ですが、互いの意見をしっかり出せた会になりました。
鍼灸師、整骨院、看護師、私と様々な業種が一同に行っている
自主的勉強会です。

私は、
・細胞外マトリックスの代表的存在のコラーゲンとエラスチン、繊維芽細胞
・血液の流れが及ぼす赤血球の活性化
についてでした。

一般的な教科書や論文情報でも、血液の流れは細胞へ栄養と酸素を渡すために
必要なものと知られていますが、本当にそれだけなのか?
さらに、血液の循環には全身性や局所性の血管運動、心拍出量や腎機能などですが
それ以外には何があるのか??

そう言った疑問に真っすぐ興味を持って調べると、いろんな事が分かりました。
その内容を発表

メンバーも話の内容に興奮してくれました。
もちろん、他のメンバーの内容もぐっとくるものでした。

次回は5月末!!
さて、次のテーマに向かっていこう~

# by para8949 | 2020-04-27 21:34

右上肢のわずかな痛み 

右腕のわずかな痛み 女性
たいした痛みではないが、所見をとれば色々と分かるものです。
所見結果から先に言いますと頸部の問題による全身の循環機能にわずかな障害がでていました。

所見
・左右の橈骨動脈の脈拍をみると、右側がやや弱い
・アレンテストの応用テスト(手のひらをぐーっと軽く握ってもらい、パっと開いてもらうように指  示、血流の戻り具合の左右差を視診で判断)これは右側はしっかり圧迫により血液の移動が確認できていたが、左側は移動がとても少ない。左右の腕や足も触診すると、やや左側の手足はポチャッとしており血液循環がわずかに滞っている事を確認

・腱反射(正常)であり感覚障害もない事から
 血液や間質液の循環不全と筋筋膜の滑走不全を考えて所見を続行
・努力性呼吸や自然呼吸(十分可能)
・舌診(特に異常なし)
・椎骨動脈+鎖骨下動脈圧迫テスト(鎖骨下動脈側での圧迫の可能性高い所見を確認)

鎖骨下動脈は上肢全体へ血液を送る首都高速道路の役目であるため
この部位は血液循環障害は上肢に影響します。ですが、通常その症状や徴候は圧迫がよっぽど強い
場合のみ、この方は軽度とは言えアレンテストの応用テスト(+)でした。
また、腕の痛みや脈拍リズムにも影響していた考えました。

さらに、右上肢にいきづらくなった血液は他の血管へ巡ります。
それが左の手足へ向かったことを考えました。

鎖骨下動脈の圧迫を改善させるために、頸部や背中の問題を確認
また、左の手足特に足への血液のうっ滞を改善し全身の血の巡りを改善するために左下肢も施術

施術後は、右腕の痛みや張りも大きく改善し所見(-)に変化
全身に適切な血の巡りが再開された事を確認し一安心しました。
血のめぐりはそのまま長期化すれば、内臓機能や心機能に負担をかけます。
ほぼ症状がないにも関わらず、それをそのまま鵜呑みにしない事が専門化の務めです。



# by para8949 | 2020-04-16 22:10

間欠性の左下肢の痛み

左下肢の痛み

同じ体勢をとり続ける仕事をしており、仕事量が多くなると決まって左下肢の膝や臀部、又は外側領域に痛みが出やすい女性。慢性化しているため、確かによい状況とは言えませんが、症状のすべてが仕事からの影響と考えられていました。

仕事の様子を聞くと、確かに当てはまります。
ですが、必ず症状がでるわけでもなく、その出現も間欠性です。
4月とは言え、雨が降れば気温も下がり風辺りも体を冷やします。

寒い風は、体の間質液を冷やすため体を動かす結合組織の動きを制限させてしまいます。
間質液の流れが滞りやすくなるため、その状況で同じ姿勢ととり続けるような状況が長引く場合
痛みが発生する事があります。

間質液の流れをスムーズにする事で、結合組織や筋肉の細胞を適度に活発にする必要があるために
ご自分でもできる事をアドバイス
・完封摩擦(できれば全身:汗をかかずぽかぽかあったかくなる程度)
・温かい飲み物、又は体を温める効能のある飲み物(アルコールはダメです)
・汗をかかない程度で、じんわり体が熱くなる程度の運動

その日の施術自体は、
・体の平衡機能、脊髄小脳運動系を調節し体幹と頭部運動を安定化させる事で
 ピーク時の痛みを減少。

痛みとは確かにやっかいなものですが、体に起こっている問題を知らせるアラームでもあります。
痛みが増せば、ヒトは原因を一つだけ決めてしまいがちになり、関連するその背景を見過ごしてしまいます。我々専門化は適切な施術を行う事が使命ですが、ご本人の背景を把握したアドバイスも非常に重要と心得ております。

アドバイスに関しては、ご本人の生活状況によって十分にできる/できない等
様々な都合がある事も認めたうえで、お伝えしております。

# by para8949 | 2020-04-15 15:17

神経機能学


by PARA